なぜ高齢者は水分補給が必要か
このページでは高齢者にとって非常に重要な「水分補給」について、簡単に説明します。
「高齢者はこまめに水分補給するように!」とよく言われますが、それは何故なのでしょうか?順を追って見ていきましょう。
加齢とともに見られる、3つの変化
- 水分を蓄えるための筋肉が減少し、体内の水分量が少なくなる(加齢による体液の推移)
- 水分調節において重要な腎臓の機能が低下、老廃物を排出するための尿量が多くなる
- 体の感覚が鈍くなり、のどの渇きも感じにくく、水分が必要でも本人が気づかない
のどが渇いた時には既に脱水症状というケースも。
悪化すると意識レベルが低下し、昏睡状態、さらには死に至ることがある!
脱水症状にならないためには
- 定期的に水分を摂る必要がある
- 負担が少なく、からだのすみずみまでスムーズに水分が行き渡る飲料を選ぶとよい
参考:加齢による体液の推移
人間の体に占める水分の割合は60%もあります。しかし、下のグラフを見れば分かるように、体の中の水分は加齢とともに減っていきます。
体に占める水分量の割合